アクアラーニャのトリュフフェア

マルケ州にある人口4,500人の小さな町ペーサロ・ウルビーノ県にあるアクアラーニャはリミニからローマへつながるローマ執政官の道、フラミニア街道の、ファーノからフルロに続く古の道沿いの街です。その地はアルバと並んで白トリュフの中心地のひとつです。歴史的にも「アルバの白トリュフ」「アクアラーニャの白トリュフ」と呼ばれてきました。トリュフは何世紀もこの地に集まり売られてきました。そして次第にこの場所は、貴重な白トリュフや地元で採集されたり栽培されたりする黒トリュフの販促のための特別な場所になっていきました。年間に扱う量は約60,000キロです。

シーズンになると、アクアラーニャの地元のお祭りではTuber MelanosporumやTuber Aestivum Vitt. 、つまり夏トリュフとかスコルツォーネといわれる種類のトリュフの収穫を祝ったりするのですが、なんと言っても大事なイベントは10月から11月のナショナル白トリュフ祭りです。近年では、平均20万人の観光客が毎回お祭りに集います。

お祭りの中心は「パラタルトゥーフォ(トリュフの場所という意味)」。4,000平米の大きさで、たくさんの種類のTuber Magnatum製品を買ったり試食したりできます。そこでは他の特産物も扱っていて、ほとんどが地元のものですが、地元以外のイタリア各地からもやってきます。
テイスティングサロンでは、有名シェフによるセミナーや有名人のクッキングチャレンジ、本の紹介なども行います。