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ブリンディシからバーリに行く途中、内陸に少し入ると、三角錐のとんがり帽子を思わせるアルベロベッロの町がある。イタリア特集に記載された写真などを見て5〜6年前に立ち寄ってみたが、確かにユニークでおとぎの国に入り込んだような不思議な雰囲気の建物群であった。ガイドブック等で南イタリア必見の地とあったので、期待して訪ねてみたのだが、普通の町の中の面積で言えば東京ドームくらいの一画に、70〜80軒前後のトゥルッリ(三角錐の屋根)が立ち並んでいて、どこかのテーマパークかおとぎの国を訪ねたような気になったものである。戦乱などの風雪を経ていないこの集落は、しかしながら、しっとりとくる情緒や深みに欠けていてつまらない。この特異な童話的なとんがり帽子の町はそれなりに必見の価値はあるかも知れないが、一度行けば充分である。
バーリからペスカラを通ってリミニに至る海岸沿いの通りには、とんがり帽子ではないけれども、従来のイタリアやヨーロッパではないビザンチンやアラブのにおいのする特異な建物が延々と点在し、異国情緒を見せてくれる。もうすこし内陸に入れば、マテラという洞窟生活の集落があると聞いている。機会があれば行ってみたい。
地中海太郎
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